章 417

「双峰の先端の紅い二点が、もう少しで私の体に当たりそうだった。

「目が眩むほどで、欲望の熱が全身を駆け巡り、最後はアレに集中してしまう」

「彼女はしきりにアレを見ていた。その眼差しは少し狂気じみていたが、すぐに落ち着きを取り戻した。彼女の心も揺れているのだと分かった。この生身のものは、冷たい大人のおもちゃなどよりずっといいのだから」

江峰が長い間小麗姉さんに触れていないというのに、彼女が心の中でそういうことを考えていないはずがない。

「でも軽はずみな行動はできない。何度も彼女の限界を探るたび、いつか取り返しのつかないことになる。小麗姉さんは優しさには弱いが、強引なのは嫌う。いつか、ベッドの上で...

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