章 419

「ん……」

「彼女が口から低い吐息を漏らした。声が少し震えている。必死に抑えようとしているようだ。私を起こさないように気を遣っているのだろう」

「口の中は乾ききって、一滴の水気もない。耳には彼女の甘い吐息だけが響いている」

「小剛」

小麗姉さんが突然口を開いた。

「私はびっくりして、自分が目を覚ましたことに気づかれたのかと思った。しかし数秒後、彼女はまた続けた。「小剛、早く私を感じさせて、気持ちいい」そう言うと、鼻から甘い声を漏らし始め、さらには肌と肌がぶつかる音まで聞こえてきた」

あの時、私は本当に爆発しそうだった。

「小麗姉さんが自分を慰めながら、私の名前を呼んでいるなんて。私はすぐ隣に横...

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