章 522

「時々、薄暗い片隅に立っていると、ふと考えるんだ。今自分の足の下に踏んでいる場所に、死体が埋まっていないだろうか?もし埋まっているとしたら、つい最近埋められたものなのか、それとももう骨になっているのか?」

私は奇妙なことを考えるのが好きだ。

「白楽が勝手に行動したことに、少し腹が立った」

「彼も私の視線がおかしいことに気づいたのか、笑いながら言った。『君は俺にそんなに良くしてくれる。君一人がガスボンベを積んだ車で命がけになっているのに、俺がバーに隠れているなんて。あの焦る気持ちが分かるだろう?楽しいことは一緒に、辛いことも一緒に。辛いことを君だけに背負わせて、楽しいことだけみんなで分かち合...

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