章 597

「大局を見る者は、目先の小利を捨てて、より長期的な発展を追求できるものだ。俺のところの娘たちがどんな質か、お前も見ただろう。自慢じゃないが、この街全体で、うちの質が二番目と言えば、一番だと言える店はない」

「その点は俺も認めるよ、お前も分かっているだろう。だが、俺のところの娘たちは皆、清らかな身分で、そういった肉体関係の商売はしていない。これまで数え切れないほどの男たちが高額を払って娘たちを一晩連れ出したいと言ってきたが、全て断ってきた。無形のうちに、俺もそれだけの金を失ってきたわけだ。今、俺とお前がやろうとしているのは、その失った金を取り戻すことだ」

「お前が俺のところに娘を送り込み、俺...

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