章 627

「全ては三爺の犯罪証拠を見つけ出して、警察に引き渡すためだ。証拠が揃えば、三爺も逃げられないだろう」

「法律は飾りじゃない。証拠が十分揃えば、三爺の後ろに誰が付いていようと関係なくなる。三爺の手を使って虎哥を排除し、警察の手を使って三爺を排除する。お前はずっとそういうことを考えて、一歩一歩実行してきたんだな」

「他人の刀を借りて人を殺す。三爺を排除しながら、自分は潔白を保てる。小剛、お前は容赦ないな。行動だけじゃなく、考え方も人とは違う」

私は笑って両手を広げた。「人を殺せば、命で償わなければならない」

旭哥はしばらく私を見つめた。「それで、次は何をするつもりだ?」

私は時間を確認し...

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