章 69

「リーちゃん、もう洗い終わった?」

その時、突然ドアの外から江峰の声が聞こえてきた。とても元気そうな声で、今起きたばかりという様子ではなかった。

どうやらこれは全て王麗が意図的に私を騙したようだ。彼女はただスリルを求めて、わざと私にこんなことをさせたのだ。

王麗は江峰の声を聞くやいなや、急いで立ち上がり体についた液体を洗い流すと、慌てふためいてバスタオルで体を包み込んだ。

「終わったわ、今すぐ出るから」

バスタオルにぴったりと包まれた王麗の体を見ながら、私は思わず泣きたい気持ちになった。もう何度目だろう、出かかっていたものが、またしても体の中へ戻ってしまった。

この小さな淫乱め、覚えておけよ。...

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