章 751

「急いで帰るわけじゃないから」と、私は一本の煙草に火をつけ、頭の中でいろいろと考え事をしていた。旭兄が私の肩を叩いた。「もう落ち込むなよ、行こう。今度時間ができたら、また赤ちゃんに会いに来ようぜ。ここに置いていくからって、誰も面倒見ないってわけにはいかないだろ」

バックミラーから上楊村を一瞥し、エンジンをかけてアクセルを踏み込むと、車はゆっくりと動き出した。

次に上楊村に来るのは、きっとずっとずっと先のことになるだろう。

高速道路に入り、都市へ向かう方向へと車を走らせる。五、六時間もすれば自分の家だ。運転しながら、突然心が激しく高鳴り、アクセルを踏む足が少し震えていた。なぜだか説明できな...

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