章 79

「でも彼女に断られたらどうする?本当にそんなことをしたら、これからここにいる顔なんてないじゃないか、まるで自分で後がない状況を作るようなものだ」

「そんな考えが、頭の中を一瞬で駆け巡っただけだ。確かに欲望はあるけど、理性を失うほどではない。さっきロビーのトイレでも我慢できたんだから」

「以前、江峰と一緒にサウナに行った時、あいつのちっぽけなモノを見たことがある。正直、本当に小さかった。冷水を浴びると小指ほどの大きさになってしまう。王麗が不満を持つのも無理はない。もし私が女だったら、浮気したくなるかもしれない」

王麗のその言葉は小さな声だった。彼女は私に聞こえていないと思っていた。

「実...

ログインして続きを読む