章 824

「ただひとつ言っておくけど、俺はお前に害をなすつもりはない」

「江峰がさらりと言った。俺は笑いながら口を開いた。「もう聞かないよ、別に聞きたいこともない。聞いたところで、お前が教えてくれるとは限らないしな。はっきり言えば、俺が知りたいのは小麗姉さんの居場所だけ。お前は知っているのに、教えてくれない。俺がお前のことを分かっていないとでも?」」

「彼は口元を少し上げただけで、それ以上何も言わなかった」

その後、俺は何も彼に質問せず、ただ酒を飲み続けた。江峰は終始無言で食事をしていた。見れば分かる、彼は本当に腹を空かせていた。テーブルいっぱいの料理が、あっという間に平らげられた。それでも足りないよ...

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