章 878

「仏様たちはどうなったの?あっちはどんな状況?」

「旭兄は手に持っていたタバコの吸い殻を捨て、腰を下ろすと、穏やかな声で言った。「あっちの状況はわからないが、様子を見る限り、追ってきてはいないだろう。それに、ここは病院だ、公共の場所だ。これだけ人がいれば、奴らが来たところで何もできやしない。法を無視するとでも思っているのか?事が大きくなれば、どれだけ大きなバックがあっても通用しないさ」

「ずいぶん苦労したが、なんとか命は助かった。まずは休め、医者が言うには、お前は疲れすぎだ。このままでは、早晩体に無理が来る。若いうちからそんな風に自分を酷使するな。年を取ってから後悔するぞ」

目を閉じる。...

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