章 966

「私はウサギと言います。こちらは娘の小小です」

ウサギは微笑みながらそう言うと、艶やかに長い髪をさらりと振った。胸元がふくよかに盛り上がっていて、思わず目が釘付けになってしまう。しばらくその部分から目を離せずにいると、我に返り、口の中が乾いたまま尋ねた。「実の娘さん?」

ウサギは笑いながら答えた。「ええ、似ていないように見える?」

よく見てみると、化粧はしているものの、確かに似ている部分が多い。全身の血が一気に上るような感覚で、目の前の光景に誘惑を感じずにはいられなかった。

ウサギはくすくす笑いながらベッドの端に来ると、ハイヒールを履いたままベッドに上がり、甘い声で言った。「お兄さん、マッサー...

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