章 969

「気持ち悪い。それを私たちに舐めさせて、一滴も残さないようにって」

「ウサギがそう言うのを聞いて、私は背筋が凍った」

ウサギは笑いながら私の上に覆いかぶさり、甘い声で囁いた。「あなたのとは違うわね、こんなに大きいなんて。これが入ったら……」

「彼女は舌なめずりをして、欲望に満ちた表情を浮かべた。この様子は、演技とは思えなかった」

「目の前の妖艶な顔を見つめながら、その赤い唇に噛みつきたい衝動に駆られた。だが、この業界の女性は大抵キスを嫌うだろうと思い直し、やめておくことにした。何より決定的だったのは、彼女の赤い唇には名残がまだ少し残っていたこと。自分のものとはいえ、見ていて少し奇妙な気分だった...

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