章 979

「その後、私はよく彼と一緒にいるようになった。峰兄貴は若くて体力があり、頭も良かったから、すぐに班長になった」

「私以外にも、蛟龍もその頃知り合った。俺たち数人で小さなグループを作って、最初は平穏な日々を過ごしていて、誰も俺たちに手を出そうとはしなかった。毎月の給料は、少し自分用に残して、残りは全部実家に送金していた。峰兄貴について、俺も目まぐるしく変わった。彼の影響を受けて、ずいぶん大人になった」

「関係が一番良かった時は、映画『ヤングアンドデンジャラス』のシーンみたいに、義兄弟の契りを交わして、血を酒に混ぜて飲み、苦楽を共にすると誓った。俺と蛟龍は年下だったから、峰兄貴を大将と仰いだ。...

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