章 701

いつも鼻高々の顧小珺がこんな恥じらいの表情を見せるなんて、僕は完全に頭が真っ白になった。この虚栄心が強くてわがままな小娘が、突然僕にこんなに優しくなるなんて、本当に慣れないものだ!

でも、これも顧小珺の可愛いところなんだよな。気に入らない相手には目もくれない。今の彼女の張軍に対する態度がまさにそれで、演技で僕に優しくするのもすごく苦労している感じだ。

でも気に入った相手には、心も目も全てその人だけのものになる。今の彼女の僕に対する態度がそう。火の中、水の中何でも構わないって感じで、張軍を裏切って僕に心を寄せるなんて言うまでもない!

僕は情に厚い人間だ。顧小珺がこうして僕についてくるなら、...

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