章 4

夜が更けた。ベッドに横たわる二人は、共に眠れずにいた。互いの身体を思い浮かべながら。

何時に眠りについたのかは覚えていない。

夜中、王博は夢を見た。柳先生の上で腰を振っている夢だった。

「リンリンリン!」

目覚まし時計の音で目を覚ました王博は、パンツの中がカチカチに硬くなっていることに気づいた。昨晩の痕跡はすでに乾いていた。

新しいパンツに履き替えながら、昨夜イタズラした時に汚してしまった柳先生のストッキングが、今も洗面所の洗濯かごに捨ててあることを思い出した。

もしも柳先生に見つかったら、間違いなく家に追い返されるだろう。そう思うと、王博はパンツ一丁のまま飛び出した。

柳先生は昨夜あれほど疲れていたのだから、今もきっと寝ているだろう。王博は深く考えずに洗面所のドアを開けた。

すると、中から女性の驚きの声が響いた。

王博が声のする方を見ると、柳先生がトイレに腰掛け、ちょうど用を足し終えたところで、手にはトイレットペーパーを持ち、両脚の間に伸ばそうとしていた。

ティッシュが視界を遮っていたものの、彼はそこの巻き毛の光沢と、まだ湿り気を帯びた尿の跡を見てしまった。

その光景に刺激され、彼の股間のものはすぐに昂り始めた。今回は下着一枚だけだったので、昨晩よりもはるかに視覚的効果は強かった。

柳依児は顔を真っ赤にして、慌てて手で隠した。まさか自分がおしっこをしている時に王博に見られるなんて、思いもよらなかった。

柳依児は恥ずかしさを感じながらも、その目は相手の体を観察していた。

普段から運動好きな王博は、引き締まった筋肉が隅々まで行き渡り、特にその六つに割れた腹筋は柳依児の胸をざわつかせた。

彼の股間の変化も柳依児にはっきりと見えていた。その堂々とした高さ、彼女の前腕に匹敵する太さ、すべてが彼女の心拍を加速させ、頬を赤らめさせた。

彼女は王博のような逞しい男性に貫かれたいという欲望を感じた。そして海外にいる体力のあまり良くない婚約者のことを思い出し、その渇望はさらに強くなった。

たった一度でも、きっと長い間気持ちよくなれるはず!

そう思うと、温かい流れが全身を駆け巡り、下腹部に火が灯ったように熱くなった。灼熱の息吹が彼女の下半身から染み出し、すぐに柳依児の手の中のティッシュを濡らした。

無意識に両脚を閉じたが、その動作が体内の熱い流れをさらに激しくし、口から思わず快感の息遣いが漏れた。

彼女は王博に抱きしめられ、太ももで彼の腰に絡みつき、正面から激しく貫かれる姿を想像した。あんなに大きいものでは、壊されてしまうかも!

柳依児に見つめられ、王博もすぐに我に返った。それでも柳先生の下半身に名残惜しそうに数回目をやった後で、ようやく謝罪の言葉を思い出した。

「すみません、柳先生。すぐ出ます、すぐ出ますから」

そう言いながらも、もう一度二度ちらりと見てから立ち去った。

王博の姿が消えると、柳依児の心には淡い喪失感が湧き上がった。しかしその感情は、彼女の罪悪感に比べれば取るに足らないものだった。

自分の生徒を妄想するなんて、情けない自分に腹が立った。

ため息をつきながら、手の拭く動作を続けた。しかし指が両脚の間に触れた瞬間、昨夜のような空虚感が再び押し寄せ、心の中の罪悪感を粉々に打ち砕き、彼女を再び堕落の淵に沈めた。

王博は洗面所を出た後、寝室に戻った。頭の中は柳先生の両脚の間の光景でいっぱいだった。

さっきはもう少しで我慢できずに柳先生に飛びかかるところだった。だが最後は理性が欲望に勝った。

やはり高校三年生の少年でしかなく、相手の欲望が強いことを知っていても、相手のニーズを理解していても、結局は色気だけで行動に移せなかった。

それに、柳依児は彼が日頃から敬愛する先生であり、姉の親友であり、さらには彼の心の中の女神だった。この女神を冒涜するような考えは、彼の心を自責の念で満たした。

しかしすぐに、昨夜の柳先生の艶っぽい姿と体を思い出し、彼の中で一度その中を探りたいという気持ちが募った。

彼女を手に入れたい、絶対に手に入れたい!王博は心の中で誓った。

残念ながら、まだ洗面所にいる柳依児はそれを知る由もなく、彼女の葛藤は王博に負けず劣らずだった。

欲求が収まると、ゆっくりとパンツを上げ、王博と話し合うべきか迷いながら、ふと洗濯かごの中の自分のストッキングと下着に気づいた。

これは?

彼女はストッキングに付いた乾いた白い不明な液体を見つけた。

眉をひそめながら、柳依児はストッキングを手に取った。濃厚な男の匂いが一気に鼻をつき、彼女の理性は崩壊し始めた。

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