章 665

彼女が包帯を取り替えようとしたけど、私は断った。傷が治っていることを知られるわけにはいかないからだ。

その後、誰かが朝食を届けてくれた。

しばらくして、小青が紅姐を連れてやってきた。

紅姐は私に言った。「金水、昨日起きたことはもう聞いたわ。今すぐあなたを連れ帰って、家でゆっくり傷を癒やさせるわ」

私は「ああ」と短く返事をした。

実は小冰にもう一度会いたかったんだけど。

結局、彼女はまだどこかの部屋で眠っているようだった。

紅姐はサングラスを取り出して私にかけさせ、小青は私の服を手渡してくれた。

私は特に気にすることもなく、彼女たちの前で服を着替えた。

それから、小青が白杖を私に渡してくれた。

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