章 48

「あぁ、君は……」

ロー・ファンの背中を見つめながら、タオ・シャオインは罵りたい気持ちを抑えられなかった。くそっ、何なのよ、その態度は!

「どうして30点なんですか?あまりにも理不尽すぎるでしょう?」

会場からは議論の声が上がり始めた。「そうだよ、さっきまで一問正解で1点って言ってたじゃないか?この小僧が全部正解したとしても3点だろ?どうして30点になるんだ?」

「そうだよ、不公平だ。俺だって3問正解したのに、たった3点じゃないか?不公平だ!」

「そうだ、不公平だ。雅福閣の人間に説明してもらおうじゃないか!」

「そうだ、雅福閣が今日納得のいく説明をしなければ、我々は絶対に帰らないぞ!」...

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