章 1015

妻の両親は二人とも公務員で、家風は厳格であり、彼女への躾も非常に厳しかった。そのため妻は幼い頃から温和で内向的な性格に育った。

普段、人前での妻の姿は品のある上品さと慎み深さを兼ね備えていた。思い返せば結婚した当初、少し度を越した冗談を言うだけでも、彼女は顔を赤らめて恥じらったものだ。

それなのに、こんなに短い期間で、彼女を強引に求めた男の前では、こんなにも淫らな姿を見せるようになるなんて。会いに行く時は下着さえ履かず、恥ずかしげもなく相手に弄ばれるなんて。

私は妻が情熱的になって、私を刺激してくれることは望んでいた。だがこんな形で現れるとは思わなかった。

これこそ、私が最初に夫婦交換...

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