章 1118

家に戻ると、まず目に入ったのは、エプロン姿で台所に立ち料理をしている妻の姿だった。そして鵬鵬は今日、新しい服を着て、さっぱりと髪も切りそろえ、ソファに座ってテレビを見ていた。

私が入ってくるのを見ると、彼はとても礼儀正しく「お兄さん」と一声挨拶をしてくれた。

今の鵬鵬の様子を見ていると、おそらく買い物と新しい服のおかげで、以前よりも元気になったように見える。数日前、鵬鵬は気分が落ち込んで、まるで木の人形のようにぼんやりと黙り込んでいた。

問いかけても何も言わず、何を考えているのかも分からなかった。今では少なくともリビングでテレビを見ようという気になっている。きっとそう遠くない内に、鵬鵬は...