章 163

「ねぇ、イケメンくん、時間あったら私の部屋で一杯どう?ちょっと休憩しない?じゅるり」義理の妹は意図的に魅惑的なボディラインを見せつけ、このボーイを誘惑していた。実際に彼と何かあるつもりはなく、ただこのボーイが彼女たちの細部に気づいているかを試していただけだ。

このボーイはまだ若く、二十代半ばといったところで、体格はがっしりとしていた。客の荷物を運ぶ仕事には、それなりの力が必要なのだろう。

彼はまだ学校を出たばかりのような様子で、働き始めてそう長くないようだった。どちらかと言えば恥ずかしがり屋のタイプで、義理の妹は遊び心を抑えきれず、彼をからかってみる気になったのだ。

このボーイは少なから...

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