章 1195

長い間考え抜いた末、私はふと閃いた。西遊記のあるシーンを思い出したのだ。方寸山で、菩提祖師が孫悟空の頭を三度叩き、微笑んで黙ったまま立ち去った。そして孫悟空は真夜中に後山へ行き、生涯最強の術「七十二変」を会得したのだ。

もしかして、あの女のパンツ三枚も、真夜中に校長室のドアを開けて、小部屋に入れという合図なのではないか?

考えれば考えるほどその推理に確信が持て、邪な炎が頭の中をぐんぐん駆け上がっていく。

頭の中では既に妄想が始まっていた。真夜中、月も星も見えぬ闇夜。自分が忍び足で校長室の前まで来て、鍵をそっと回す。ドアがきしみ音を立てて開き、暗闇の中を手探りで進み、小さな扉の前でまた鍵を...

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