章 1499

「そうだそうだ、それは当然だ。」

この二人の男は談笑しながら遠くへ歩いていったが、それが私の心に引っかかり、思わず耳を澄ませてしまった。あらゆる欲望がすっかり消え失せていた。

なぜかあの男が高平に似ているような気がしてならない。

しかも、もう一人がその男を「リーダー」と呼んでいた。まさか本当に彼なのか?

私は自分自身が高平との距離がとても近いところにいる可能性を感じ、興奮を抑えられなかった。もはや、下にいるまだ求めるように待っている二人の美女のことなど考える余裕はなく、すっかり忘れ去っていた。

彼女たちを押しのけ、一人で足早に外へ出た。

二人の美女はまだそこで、自らの色気を漂わせていたが、目を...

ログインして続きを読む