章 1702

「大虎は冗談めかして言った。

「そんなことはないさ、俺たちの三兄貴だって一応会社の社長だぜ」と王超は笑いながら言った。

「小さな会社に過ぎないだろ。普通の人の前でしか威張れないし、県の党委書記の息子が目に入れるわけないだろ?あの人が会社を作りたいと思えば、いとも簡単なことじゃないか」

呂治国が言った。「大虎の言うとおりだ。今の小さな社長なんて川を渡る魚のようなもので、ごまんといる。誰も相手にしちゃいない。それに官界は上の立場が下を押しつぶすものだ。趙娟の両親を見てみろ、一人は人事局の局長、もう一人は工商局の副局長だ。それなりに偉いだろう。でも県の党委書記の目には何だというんだ?俺だって公安局の...

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