章 2053

「雨ちゃんはにこにこしながら、まったく恥じる様子もなかった。

「雨ちゃん、やりすぎよ」香ちゃんも我慢できずに言った。

雨ちゃんは白眼を向けて、「私が何をやりすぎたって言うの?安心したいだけじゃない。もしあなたたちが後でなかったことにしたら、誰に泣きつけばいいのよ?」

「鉄蛋お兄さんと関係を持てば、関係が安定すると思ってるの?」

「鉄蛋お兄さんは責任感のある人よ。もし私を抱いたら、無責任な態度はとらないでしょう。そうよね、鉄蛋お兄さん?」雨ちゃんは目配せしながら言い、歩み寄って男の手を取り、自分の胸に当てた。「鉄蛋お兄さん、心動かされないの?私はこの二人よりずっといいわよ。天にも昇るような気持ち...

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