章 5

私は義姉の顔を見つめ、思わず動きを激しく早めた。義姉の表情が急変し、唇を噛み、目が潤んでいる。

そんな様子なのに、彼女は私に止めるよう言わず、むしろ体が規則正しく震え始めた。

突然、彼女は強く私を抱きしめ、動けなくなった。

十秒ほど経って、義姉は私を解放し、立ち上がった。

男には自分でコントロールできないものがある。義姉は下を見て、明らかにそれに気づいた。緊張して何も言えなかった。

義姉はクスリと笑って言った。「血気盛んな若い男の子ね、恥ずかしがることないわよ」

「そのうち、村で嫁さん探してあげるから」

私の顔がさっと赤くなり、俯いたまま義姉の言葉を聞いていた。複雑な気持ちだった。義姉がこんなに私のことを考えてくれているなんて。

さっき義姉にしたことを思うと、恥ずかしさがこみ上げてきた。もし義姉が私の視力が回復したことを知ったら、兄さんも義姉も許してくれないだろう。

この秘密は、まだ明かせない。

「鉄蛋、どうしたの?お姉さん、何か変なこと言った?」義姉は私が黙っているのを見て、肩を軽く押し、優しく慰めてくれた。その瞬間、心が温かくなった。

我に返り、苦笑いしながら言った。「はぁ、誰が目の見えない男を好きになるっていうんだ」

義姉の表情も暗くなった。彼女は私の肩をポンポンと叩いて言った。「自分を貶めないで。絶対いい娘を見つけてあげるから」

数言葉をかけた後、義姉は立ち上がって部屋へ向かった。彼女の豊満な姿に、私の心は震えた……

翌朝、洗顔しようと起きると、リビングで掃除をしている義姉の姿だけが見えた。彼女が腰を曲げると、胸元に谷間ができていた。

「お姉さん、おはよう」思わず声をかけた。

「おはよう、鉄蛋」義姉は顔を上げて微笑んだ。

私は慌てて見えないふりをした。「お姉さん、兄さんは?もうこんなに早く出かけたの?」

「町に行って車に乗るの。長い間帰ってこないわ」義姉は少し寂しそうに言った。

私の心は激しく高鳴った。兄が村を出て働きに行き、母は隣の赤レンガの家に住んでいる。これで義姉と二人きりで過ごす時間が増える。そう考えると、もしかしたらチャンスが…

義姉は着替えておらず、昨晩寝るときと同じ寝間着を着ていた。

私の目は彼女の美しい体に釘付けになった。

彼女が床を拭くたび、前後に動く度に豊かな体が揺れた。彼女の腰はとても細く、襟元から覗けばすべてが見通せそうだった…

そんな光景に心が動揺し、体が再び熱くなり、抑えきれない衝動が湧いてきた…

「鉄蛋、今日は町に仕事に行かないの?」義姉が突然振り返って尋ねた。

「あ、今行くところだよ!」

まだ義姉の体を見つめていたところを、そう聞かれて慌ててしまい、すぐに身を翻して歩き出した。だが一歩踏み出したところで足を滑らせ、床に倒れてしまった。痛みで息を飲む。

「鉄蛋、大丈夫?ゆっくり動きなさいよ」義姉が近づいてきて屈み、私の手首を掴んで言った。「痛い?」

私は義姉を呆然と見つめ、感動しながら立ち上がり、お尻を払いながら慌てて言った。「お姉さん、大丈夫だよ。仕事行ってくるね、じゃあね…」

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