第251章 母を認めない!

彰は心配そうに穂乃香を見つめた。朔の言葉はあまりにも人を傷つけるものだった。

 明らかに、必要な時にはいなくて、成長して必要なくなった頃にひょっこり現れるなんて、一体何しに帰ってきたんだ、とでも言いたげだ。

 穂乃香の顔がさっと青ざめるのを見て、朔は唇を噛み締めた。恨めしい心は、どうしても人を傷つける言葉を吐きたがってしまう。まるで穂乃香を刺し貫けば、自分が勝利したかのように。

 だが、そんな穂乃香を見ても、彼女はさほど嬉しくはなかった。

「十五年前のあの飛行機事故は、私にとっては時空を飛び越えたようなものだったの。あなたたちの世界では、私は十五年も姿を消していた。でも私の視点からすれば、飛行...

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