第252章 お前は黙れ!

穂乃香は通話音量をかなり小さく設定し、耳にぴったりとくっつけていたため、隣に座っている彰にさえ、電話の向こうの蓮が何を言っているのか聞き取れなかった。

彼は仕方なく立ち上がってキッチンへ向かい、穂乃香が毎晩飲む安眠茶を淹れることにした。

他の人が赤ワインでほろ酔い気分になって眠りにつくのに対し、穂乃香はお茶を飲むのが習慣だった。

お茶には覚醒作用があるが、穂乃香の安眠茶はとある漢方医が処方したもので、睡眠を改善する効果があった。

ただ淹れるのがとても面倒で、茶葉と薬草を順番通りに煮出す必要があり、時間もきっちり守らなくてはならない。

穂乃香がこの安眠茶を飲み始めてからというもの、彰が...

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