第270章 誰の子供?!

穂乃香の心中の疑問は、長くは続かなかった。蓮との通話を終えて五分ほどで、彰から電話がかかってきたからだ。

「穂乃香、蓮が俺のことチクったんだろ?」

穂乃香が答えるまでもなく、彼女の沈黙がそれを肯定していた。

受話器の向こうから彰の長いため息が聞こえ、やや躊躇いがちに声が続く。

「穂乃香、今から話すけど、まずは落ち着いて聞いてくれ」

穂乃香は一言も発しない。彰は早く話さなければ穂乃香に誤解されてしまうと悟った。

「蓮がとんでもないことを、しでかしたかもしれん!」

穂乃香:???

「あの子は、あいつの子かもしれない!」

穂乃香:!!!

この親子は、今日の私の厄介事がまだ足りな...

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