第272章 やっぱり穂乃香だ!

「あなたたち二人とも、こっちに来て」

穂乃香が手招きする。今日のこの件は、二人の子供たちに話しておく必要があるだろう。

特に望だ。あの子の性格からして、もし荷が狙っていたのが望だったら、まんまと成功していたかもしれない。

なにしろ、この若さでそこまで警戒心の強い子なんて、蓮を除けば、普通の子供には無理なことだ。

穂乃香は蓮に称賛の眼差しを向けた。息子は自分の身をしっかりと守っていたのだ。

だが蓮は、誰が荷を使って自分を陥れようとしているのかを考え続けており、その視線には気づかなかった。

望はそれに気づいた。

不満げに顔を上げ、鼻をこする。やっぱり、彼女は蓮が一番好きなんだ。

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