第301章 弟と妹の傘を引き裂く

十七歳は子供とは言えないが、まだ大人でもない。

穂乃香はもちろん、双子の姉弟が目覚ましい成長を遂げていることは知っていた。しかし、パーティーで梨沙に反撃し、彼女と旬、そして坂東家を巻き込んで『三者が不幸になり、私は高みの見物』という状況を作り出すとは。

それは、やはり容易なことではなかった。

特に二人の計画を聞き終えた後では、その思いは一層強くなる。一つでも歯車が狂えば、事態は全く別の局面を迎えていたのだから。

「梨沙が私を陥れようとしたから、やり返しただけよ。あいつ、私が何も分からない子供だとでも思ってるの?」

朔は穂乃香を見つめながら、自らの立場を表明すると同時に、最後の言葉を母...

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