第316章 大変だ!

「なんなんだよ? あいつ、ネットで何て書かれてるか分かってんのかよ」

 さっさと行ってしまった朔の態度に、望は不満げに呟いた。

 望はネットの噂を信じていない。帰りの道中、朔が目を閉じて寝たふりをしていたのも、何か対策を考えているのだろうと思っていた。

 それなのに、家に着いた途端にやけっぱちになるとはどういうことだ?

 ちらりと隣にいる陰鬱な顔の父親に視線を送り、望は心の中で毒づく。すでに一人おかしくなってるのに、二人目まで狂うつもりか?!

「望、あなたはひとまず家で自習してなさい。ママが問題を解決して、心配事がなくなってから学校に行きましょう、いい?」

 穂乃香が自らを「ママ」...

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