第324章 私は闇を見た

移転者向け住宅を一通り調べ、団地内に潜伏していないことが確認された。となれば、誘拐犯の足取りは明白だ。

ここを離れる道は一本しかない。そこには蓮たちの車がずっと停まっている。奴らが外に出ていない以上、逃げ道は山しかない。

彰は即座に人員を組織し、山狩りを開始した。

険しい山道は人の足では踏破が難しく、土地勘がなければ時間を浪費するだけだ。だが、彰には先見の明があった。ドローンを手配していたのだ。

朔が太田村にいると知った瞬間、彼はここへ向かう道中で既に手配を済ませていた。

「藤堂テクノロジー」傘下のドローン部隊が、近隣都市の倉庫から北エリアへ向けて発進され、今まさに太田村に到着したと...

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