第330章 原則は破るためにある

朔の一件があって、望は学校を一週間休むことにした。彰の意向では、望に家庭教師をつけて、この一週間は家で学業に専念させるつもりだったようだ。

もちろん望は拒否した。前回の家庭教師による地獄のような指導がまだ脳裏に焼き付いているからだ! 望は「毎日模擬試験を解く」という対案を出した。点数が合格ラインに達しなければ家庭教師を受け入れるが、クリアすれば免除という条件だ。

こうして、毎日二時間かけてテストを解きさえすれば、望は自由な時間を手に入れられることになった。

今日も無事に合格ラインをクリアした望はガラスの温室へと向かい、デッキチェアに寝そべって優雅にゲームに興じていた。

朔は番組出演に自...

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