第374章 全て私のせい

廊下では、朔と望が腕を組み、沈痛な面持ちで佇んでいた。

「米澤 平(よねざわ たいら)のやつ、お母さんと二人きりで何を話すことがあるのよ」

姉弟の胸には不安が渦巻いていた。平という男については知っている。父の腹心だ。だが、人の心など測れるものではない。

手術室のランプは消えており、病室も空っぽだ。その異様な状況が、姉弟の不安を一層煽る。父は、一体どこにいるというのか。

病院に足を踏み入れてからというもの、二人の表情が緩むことはなかった。

先ほど別の護衛に病室から連れ出された後、双子はドア越しに中の様子を盗み聞きしようとした。しかし、即座に阻止され、ドアから十メートルも離れた場所まで移...

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