第383章 見事な倀鬼の群れ!

二人が応接室で話していると、ほどなくして片桐特任秘書がやってきた。

「小林様、株主の方々がお見えです。皆様、小林様にお会いしたいと」

会社に流れる噂について、片桐特任秘書も耳にはしていたし、むしろその信憑性は高いと感じていた。

過去、どんな状況であれ、藤堂社長が出社しない時は必ず事前の指示や引き継ぎがあった。だが今回は違う。藤堂社長は突然姿を消したのだ! 何の前触れも、書き置き一つ残さず。

彼が受け取った会議延期の連絡も、社内システム経由の通知だった。藤堂社長がそんな手段で彼に連絡を送るなど、滅多にあることではない。

他の社員からの探りには「デマだ、社長は病院で静養中だ」と言い張った...

ログインして続きを読む