30話

幸いにも、パーティーにいる全員が狂気的なサイコパスというわけではなく、私は酔っぱらったフットボール選手たちのテーブルに座り、様々なボードゲームで彼らを打ち負かしていた。笑いすぎてお腹が痛くなるほどで、この学校に来て初めて、ほとんど普通の気分を取り戻せた気がした。

でも内心では、それが長続きしないことがわかっていた。

そして私の予感は的中した。十一時頃に騒動が始まり、クリードがロッジを通り抜けてデッキに現れた。彼がサラウンドサウンドシステムを切ると、群衆全体が静かになった。

「デリック・バー」と彼が言うのが聞こえ、私は急いで立ち上がり、群衆を押しのけてデッキに立った。そこでクリードが赤いフッ...