第10章宴会での再会

十日後。

ヴェイルクレスト半島。

ここはヴェイルクレストでも屈指の排他的な会員制クラブで、ふだんはごく限られた慈善ガラ、アート展、あるいはプライベートオークションのときにだけ扉が開く。

今夜の会場は、おとぎ話のように輝いていた。

芝生には丸みを帯びたアーチ型の白い天蓋がいくつも設えられ、垂れ布には上品な銀のシャンデリアが吊るされ、地面には金糸が筋を引くように敷かれている。まるで一夜限りの宮殿だ。

レナがレッドカーペットを歩み降りるころには、空はすでに墨を流したような闇だった。

彼女は首元まで詰まった濃紺のドレスをまとい、裾は床を引きずるほど長い。体の線に寸分の狂いもなく仕立てられ...

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