第101話倉庫で見つかった

「よし、じゃあそうしよう」

いまのレナの頭の中は、完全にぐちゃぐちゃだった。思考が絡まり合い、まともに形を結ばない。

キリアンがそう提案した瞬間、彼女は一度噛み砕いて考え、それでも頷いた。

イゾルデの件が大事なのは間違いない。だが、子どもたちの状況は一刻を争っていた。

マックスが捕まった以上、あいつらが彼に何をするか、レナには見当もつかない。そんな賭けには出られなかった。

正直、胸の内は恐慌に近い。いまこの場で翼でも生えて、すぐさま家に飛んで帰り、この問題にけりをつけたい――そんな衝動に駆られていた。

キリアンがレナの身体を揺さぶった。「レナ、落ち着け、落ち着け! 不安なのはわかる...

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