第116章子どもとの関係を修復する

その日、レナはいつものようにリハビリ室へ戻り、封筒を開けて読もうとした。

『ママ、こんにちは。これは、わたしがママに書く最初の手紙です……』

途中まで読んだところで、彼女はふいに手を止め、署名を確かめた。

ジェイド。

これは――自分宛ての手紙だった。

ほんの一瞬だけためらい、それでもレナは読み進めた。

『おばあちゃんには何通も手紙を書いたけど、ママには一度も書いたことがありません。ママが最近とても忙しいことも、おばあちゃんのお世話が大変なこともわかっています。でも、ずっと会えていなくて……すごく会いたいです……』

そこまで来たとき、レナは嗚咽を堪えきれなくなった。声は震え、喉の奥...

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