第150章大統領代理

「どうしたの、マックス?」

レナは顔を上げないまま、沈んだ声で尋ねた。声にも力がない。

「面白いものを見つけたんだ」マックスは落ち着いた調子で説明し、指先で器用にキーボードを叩き続ける。「ママ、きっと気になると思うよ」

面白いもの?

そう言われてレナは身を起こし、彼のパソコン画面をのぞき込んだ。「何を見つけたの?」

マックスは報告書の類をいくつも表示し、マウスでスクロールしながら言った。「最近、ソーン・グループの報道がすごく増えてる。ママも気づいてたでしょ」

もちろんだ。レナはこういう動きには常に敏感だし、相手がソーン家に関わる話なら、見過ごせるはずもない。

記事の大半は中立だっ...

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