第151章投票権

ノアの許可が下りると、すべてが一気に加速した。

翌日、ソーン・グループは緊急会議を招集した。幹部と株主が一堂に会し、暫定最高経営責任者を正式に任命するかどうかが議題に上がった。

知らせを聞いたレナは、胸の底がすっと冷えていくのを感じた。いずれこうなる――避けられないことは、彼女自身わかっていた。

本来なら、彼女が出席していい格の会議ではない。それでも議事録を取る担当という名目で、半ば強引に席に着かされていた。

斜め向かいに座るアルフォンソが、薄い笑みをたたえたまま落ち着いてこちらを見ている。何かを仄めかすような目つきだった。

レナは瞬時に嫌な予感を覚え、鼓動が早まった。

できること...

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