第175章:出口

イゾルデは明るい顔で二人に料理を取り分け、給仕に夢中になるあまり、自分の皿にはほとんど手をつけなかった。

そんなイゾルデと子どもたちが機嫌よくしているのを見て、レナの胸にも自然と喜びが満ちる。

「もう、お母さん。私たちにばかり食べさせないで。お母さんも食べなきゃ」

イゾルデは笑って、忙しなくうなずいた。レナとキリアンが楽しげに言葉を交わし、笑い合うのを眺めながら、口元の笑みをどうしても隠せない。

子どもたちだって賢い。レナとキリアンの間に漂う穏やかな空気に気づかないはずがない。食事を終えると、二人の邪魔をしないようにと、素直に自分の部屋へ引き上げていった。

「子どもって、どうしてこん...

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