第28章ミート

ソーン老は杖に体重を預けながら玄関先を行ったり来たりし、ときおり外の様子をうかがっていた。

リムジンがゆっくりと車寄せに入ってくるのが見えると、しわだらけの顔がたちまちぱっと明るい笑みにほどけた。

車のドアが開き、最初に飛び降りたのはマックスだった。

ソーン老は彼を目にした瞬間、目の奥が喜びでキラリと光った。

「これが長男か?キリアンにそっくりじゃないか!」

見れば見るほど気に入り、抱きしめようとするように両手を伸ばす。

マックスは素早く身をかわし、するりと避けた。

続いてリアムとジェイドも車を降りる。

ソーン老の目は感極まったように赤みを帯びていった。

「ソーンさん。こんな...

ログインして続きを読む