第36章道を探す

レナはドア枠にもたれ、腕を組んだまま、こちらを見ていた。その目は「話なら聞くわよ」とでも言いたげだった。

セラフィーナはわざと視線をそらし、罪悪感に突かれながら彼女の目を避けた。

こんな話をするために来たわけではない。

けれど、もしレナが本当にソーン家に嫁いでしまえば、イザベラのことなどもう気にしなくていい。

「セラフィーナ。あんたのこと、もう十年以上見てきたのよ。あんたの企みくらい見抜けないと思ってる? 言いたいことがあるなら、回りくどいのはやめて、はっきり言いなさい」レナが言った。

「わ、私は何のことだか……! 親切心で様子を見に来ただけよ。そんなに疑わないで!」

セラフィーナ...

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