第40章秘密の写真

子どもたちが二階へ上がると、レナはほっと長い息を吐き、氷水を一杯注いで、天井まで届く大きな窓へまっすぐ向かった。

冷えたグラスを火照った頬に押し当てながら窓を開け、夜風であの落ち着かない思考を追い払えないかと願った。

ひと口含んだ瞬間、視界の端で庭に動くものが見えた――影のような人影が、慌てて帽子のつばを引き下ろしている。

焦った拍子に、その人物は石畳の小道へカメラを落とした。

レナは眉をひそめた。何かがおかしい。

以前こちらを覗いていたのと同じ相手には見えなかった。

一瞬ためらってから、スマートフォンを取り、管理会社へ電話をかけた。

「もしもし、ヴィラ六号棟のレナ・ヴォスです。...

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