第73章反撃

彼は背を向けて歩き去った。その背中は、決意でこわばっている。

レナはドア枠にもたれ、軽蔑に満ちた目で見送り、それから室内へと踵を返した。

前回の一件で、キリアンもいい加減に理解したと思っていた。自分の人生を勝手に管理される必要などないのだと。

だが、どうやら何も変わっていない。

もっとも、もうどうでもよかった。誰にも、干渉などさせない。

「ママ、例の噂を全部追って、確かな証拠を集めたよ」マックスが部屋に入ってきて言った。

「それから、カレン家の会社のシステムにも侵入して、財務記録も見つけた」そう付け加える。

レナは片眉を上げ、マックスに対してふっと敬意にも似た感情が湧くのを覚えた...

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