第77章レユニオン

夜はすでに落ち、空は一つの星も闇を裂くことなく、墨を流したように濃い黒に沈んでいた。

レナは懐中電灯を歯でくわえたまま倉庫へ忍び込んだが、中は驚くほどの無人だった。

長い間放置されていたのは明らかで、棚には分厚い埃が積もっている。

なぜ誰かは台帳を盗んだうえで、こんな場所へ逃げ込んだのだろう?

首をかしげたものの、考え込んでいる暇はない。あの台帳を見つけることが何より重要だった。

レナは光をあちこちに走らせ、手早く倉庫の中を探り始めた。

すると意外にも、棚の一つに台帳が置かれているのを見つけた。

間違いない。十年前の骨董市の取引台帳だ。

レナは素早くページを繰った。しかし読めば...

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