第98章特殊作戦チーム

レナはジェームズに冷たい視線を投げつけると、くるりと踵を返して歩き去った。

口は閉ざしたままだったが、顔に貼りついた冷えきった表情が、機嫌の悪さをはっきり物語っている。

キリアンは黙って彼女の後ろを追った。レナが我に返り、彼の存在に気づくまで。

振り向いたレナは、そのまま彼の胸にぶつかってしまった。

「気をつけて」キリアンは彼女を支え、逞しい腕で肩を抱いた。

「大丈夫か? 戻ってきたか?」最初から彼女の状態をわかっていたかのように、ずっと辛抱強く待っていたかのように、やわらかな声で尋ねる。

「……ごめん」レナは体勢を整え、こめかみを押さえた。

けれどなぜか、彼の腕の中から身を引こ...

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