第18章 また出くわす

 綾辻絃葉視点

 家に戻ったのは、もう夜の九時を回っていた。

 買ってきた薬を三浦都子に手渡す。

「都子さん。二か月分、買ってきました」

「……こんな時間に、わざわざ薬を?」

 私は首を横に振る。

「家族ですから。都子さんのこと、私が面倒を見るのは当たり前です」

 都子さんはこくりと頷き、目に涙を浮かべた。

「……そうね。家族だもの。一家族、よね」

 それから私の手をぎゅっと握ってくる。

「ありがとう。家のこと、あなたに頼りきりになっちゃうけど……」

「大丈夫です」

 と、都子さんがふと眉をひそめた。

「でも……お金、どうしたの? 先週、もう全部使い切ったって言って...

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