第21章 通知

綾辻真之・俺の視点

翌日、学校。

橋本真央の手のひらにちょこんと収まっているハムスターを見て、俺は思わず笑ってしまった。

「腹の中に何か入ってるかもしれない」なんて話したら、こいつ、本当に学校まで連れてきやがった。

「ねえ……冬眠中のハムスターに下剤飲ませたら死んだりするかな。……やっぱり、やる?」

自分でも残酷だと思う。けど、胸の奥の焦りが、俺の背中を押してくる。

今週で授業が終われば、すぐ休みに入る。動くなら今しかない。逃したら手遅れになる気がした。

もし腹の中に本当にチップがあるなら――取り出して、霧島雲の役に立つかもしれない。

あいつが俺の父親かどうかは知らない。けど...

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